外壁塗装の塗料選び|シリコン・フッ素・無機の違いと費用の考え方

外壁塗装のお見積りを見ると、シリコン・フッ素・無機といった塗料の名前が並び、金額もそれぞれ違います。「高いほうが長持ちするのだろうけれど、どこまで払う価値があるのか」と迷われる方は多いものです。この記事では、千葉市花見川区を拠点に自社施工を行う株式会社花見川サービスが、塗料メーカーが公表している耐用年数の目安と、費用が何で決まるのかを整理してご説明します。

塗料の種類で変わるのは「次に塗るまでの年数」

外壁の塗料は、使われている樹脂の種類でグレードが分かれます。グレードが上がるほど紫外線や雨風に強くなり、次の塗り替えまでの期間が延びる、というのが基本的な考え方です。

メーカーが示している耐用年数の目安

建築用塗料メーカーのエスケー化研は、よくあるご質問のなかで「アクリル、ウレタン、シリコン、ふっ素の順に耐候性、耐久性が高くなります。期待耐用年数は、アクリルで5〜8年、ウレタンで8〜10年、シリコンで10〜15年、ふっ素が15〜20年と一般的には言われています」と説明しています。

▶ アクリル 5〜8年 / ウレタン 8〜10年 / シリコン 10〜15年 / ふっ素 15〜20年

ここで見落とされがちなのが、メーカー自身が「一般的には言われています」という書き方をしている点です。樹脂の種類だけで年数が決まるわけではなく、あくまで目安として示されています。

「期待耐用年数」は何を指しているのか

日本ペイントは用語解説で、期待耐用年数を「塗膜の汚れ・チョーキング(白亜化)・変退色・表層のひび割れが進行し、塗膜寿命(塗膜の磨耗,ひび割れなど)により下地保護機能が期待できなくなると予想される目安時期」としています。

つまり「その年数まで見た目が保たれる」という意味ではなく、下地を守る力がなくなると見込まれる時期のことです。見た目が変わり始める時期はそれより早く来ます。日本ペイントも、著しいチョーキングや変退色で外観に変化が見られ始める時期を「外観変化時期」として、期待耐用年数とは別に置いています。

チョーキング(外壁を触ると白い粉がつく状態)については外壁チョーキングとは?白い粉が出たら塗替えのサインで詳しく解説しています。

無機塗料の年数は、樹脂の名前では決まらない

ここは正直にお伝えしておきたい点です。近年よく提案される無機塗料は、上で挙げたメーカーの樹脂別の目安に入っていません。エスケー化研のよくあるご質問にも、日本ペイントの用語解説にも、無機を樹脂グレードとして並べた年数の記載は見当たりませんでした。

背景には、無機塗料が「無機成分だけでできた塗料」ではないことがあります。日本ペイントホールディングスは無機成分について、「優れた耐久性を発揮する一方で、柔軟性に乏しく曲げに弱いため、柔軟性をもつ特殊有機成分をハイブリッド化することにより、双方の長所を取り入れる」と説明しています。アステックペイントも「一般的な無機有機ハイブリッド塗料は強靭性と柔軟性を両立するために、無機成分を有機成分で結合しています」としています。

つまり無機塗料は、配合の仕方が製品ごとに異なります。樹脂の名前だけでひとまとめの年数を示しにくい種類の塗料だといえます。

ですので、無機塗料をすすめられたときは「その製品のメーカーが示している期待耐用年数はいくつか」を確認してください製品によっては、カタログや製品ページに年数が明記されています。一方で、年数を示していない製品もあります。「無機だから20年以上もちます」という説明だけで判断するのは避けたほうが安全です。

費用の差は、塗料代だけでは決まらない

お見積りの金額差を「塗料のグレード差」と受け取られることがありますが、外壁塗装の費用は塗料代以外の要素で大きく動きます。

▶ 塗る面積

同じ延床面積でも、凹凸の多い形状や2階建て・3階建ての違いで、実際に塗る面積は変わります。まず面積が出ないと金額は出せません。

▶ 足場

建物の周囲に足場を組む費用は、塗料の種類にかかわらずかかります。屋根も一緒に施工すると足場を一度で済ませられるため、別々に行うより効率的です。

▶ 下地の傷み具合

ひび割れの補修、コーキングの打ち替え、傷んだ部材の交換などが必要かどうかで金額は変わります。ここを省くと、良い塗料を塗っても本来の性能は出ません。下地の状態は、塗料のグレードより先に見るべきところです。

▶ 立地・環境

千葉市のように海に近く、潮風や台風の影響を受けやすい地域では、劣化が早く進むことがあります。海沿いのエリアでの塗料選びは千葉市稲毛区で外壁塗装|海沿いエリアの塩害対策と塗料選び、埋立地・湾岸については千葉市美浜区で外壁塗装|埋立地・湾岸の潮風対策をご覧ください。

グレードを上げるかどうかの決め方

「長持ちする塗料のほうが結局は得か」は、住まいの事情によって答えが変わります。判断の材料になるのは、次の3つです。

▶ あと何年その家に住む予定か

上で挙げたシリコンの目安(10〜15年)を超えて住み続ける前提なら、塗り替え回数が減るぶん上位グレードが生きてきます。逆に近いうちに手放す可能性があるなら、そこまで延ばす必要はないかもしれません。

▶ 足場代を何回払うことになるか

塗り替えのたびに足場は必要です。耐用年数の差は、塗料代の差だけでなく足場を組む回数の差にもなります。そこまで含めて比べると見え方が変わります。

▶ 前回の塗り替えからの経過と、いまの状態

年数だけでなく、実際の劣化の出方を見て判断します。塗り替え時期の目安と劣化サインは外壁塗装の塗り替え時期は何年?劣化サインの見極め方にまとめています。

千葉市の外壁塗装は株式会社花見川サービスへ

当社は千葉市花見川区を拠点に、外壁塗装から内装まで自社施工で対応しています。塗料はグレードだけで決めるのではなく、建物の状態・立地・これから住まれる年数をうかがったうえで、適正価格でのトータル提案をいたします。お見積りでは、どの塗料をなぜ選んだのかもあわせてご説明します。

「見積書に書かれた塗料名の意味が分からない」「他社の提案が妥当か知りたい」といったご相談だけでも構いません。外壁塗装のサービス内容は外壁塗装のページをご覧ください。千葉市とその周辺で外壁塗装をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

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